猫の下痢、軟便
猫が下痢や軟便を起こす原因には、食べ過ぎ、人間の食事や異物の誤食、心因性ストレス、発情などがあります。
猫の置き餌は食べた量を把握しにくいため、必要以上に食べ過ぎてしまいお腹を壊してしまう事も多くなります。
このような食べ過ぎを防ぐには、与える量をしっかりコントロールするようにして、ねだられても必要以上に与えないようにする事が大切です。
また、普段与えているフードから別の銘柄に変えた直後にも、慣れないうちは下痢や軟便を起こす場合があります。
フードの銘柄を変える時は、ほんの少しの量から徐々に1～2週間ほどかけて、ゆっくり慣らしていきましょう。
また、人間の食事は味も濃く脂っぽい料理が多いため、猫がそのまま食べてしまうと下痢や軟便の原因になります。
室内のヒモ、ボタン、オモチャなども誤食を起こさないように、収納場所にはくれぐれも注意しましょう。
猫の心因性のストレスの原因は様々で、新しい猫が家族に加わったり、引越し、近所の工事、飼い主の病気なども、猫にとってはストレスに感じ、下痢や軟便を起こす事があります。
特に猫は寒さに弱いので、冬のはじまりは急な寒さから下痢や軟便を起こしやすくなりますので、室温の管理には十分配慮してあげましょう。
また、猫は発情期が近くなるとホルモンバランスの変化によって
ウンチが緩くなり、下痢や軟便を起こしやすくなります。
もし長期的に下痢や軟便が続くようなら、細菌やウイルス感染、腎不全による尿毒症、胃腸炎、甲状腺機能亢進症などの病気の恐れもありますので、症状が慢性的に続くようなら、早いうちに病院に相談するようにしましょう。
また、愛猫が細菌やウイルス感染を起こして苦しまないよう、愛猫が健康なうちから、生活環境は常に衛生的に保つ事が大切です。